寄裂着物にみる美意識 : 「丹波生活衣」から(人間環境学)

書誌事項

タイトル別名
  • 寄裂着物にみる美意識--「丹波生活衣」から
  • キレツキモノ ニ ミル ビイシキ タンバ セイカツイ カラ
  • The aesthetic sense in piecing : From "Tamba-Seikatsui" clothes in Tamba region (HUMAN ENVIRONMENT)

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抄録

本研究は, 「丹波生活衣」に含まれる寄裂着物30点の資料を調査分析し, そこに表れた作り手の美意識を探ろうとするものである。調査の結果, 時代への対応, 赤い色の配置, 材質の使い分け, 左右対称性を基本にした意匠計画, 柄合わせなどに, 作り手の意図を明確によみとることができた。そしてそこから, 寄裂という行為に込められた福知山の人々の思いや, 憧れの対象として京都を意識しながらも地域の独自性を保持してきた, 福知山の衣生活の姿を知ることができた。

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