マメガキ (Diospyros lotus L.) の胚培養について(農学部門)

書誌事項

タイトル別名
  • マメガキ(Diospyros lotus L.)の胚培養について
  • マメガキ Diospyros lotus L.ノ ハイ バイヨウ ニ ツイテ
  • Embryo culture of dateplum (Diospyros lotus L.)(Agriculture)

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説明

マメガキ(Diospyros lotus L.)の胚培養について, MS培地を用いて初代培養, 増殖及び発根段階での好適条件を検討した。その結果, 初代培養では, 標準MS培地の1∿3/2倍の窒素濃度(1∿3/2N)とショ糖2∿5%がシュートの生育に効果が認められた。その中で, 特にショ糖5%は根の生育に対しても優れた効果を示した。6-ベンジルアデシン(BA)及びα-ナフタレン酢酸(NAA)は主に根の生育に作用し, BA 0.5mg/lは根長及び根数の増加に有効であり, NAA 0.5∿1mg/lは根数を著しく増加させた。増殖段階では, 1/2Nを用いた場合に, シュート長ではBA2∿5mg/l及び2-イソペンチルアデニン(2iP) 5mg/lの添加効果が認められたが, シュート数ではBAの添加で効果が認められた。なお, NAAの添加効果は認められなかった。発根段階では, インドール酪酸(IBA) 500∿1000mg/l, ショ糖3∿7%, 暗処理6日間で高い効果が認められたが, 特に根数に関してはIBA1000mg/lが優れた。

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