食品中のビタミン U および酸加水分解による変化(B. 生活科学)

書誌事項

タイトル別名
  • 食品中のビタミンUおよび酸加水分解による変化
  • ショクヒンチュウ ノ ビタミン U オヨビ サン カスイ ブンカイ ニ ヨル
  • Analyses of Vitamin U in Some Foods and Methionine Derivatives after Hydrochloric Acid Hydrolyses (B. LIVING SCIENCE)

この論文をさがす

説明

食品中,特に野菜中に含まれるビタミンUおよびメチオニンの定量分析を水抽出物および塩酸加水分解した試料について行った。分析した試料中では,塩酸加水分解試料中に含まれるメチオニンの量が他のメチオニン誘導体より多く,次いで水抽出物中のビタミンUであった。このビタミンUの分解産物はアミノ酸分析チャート上で他のアミノ酸ピークと合わさり,定量を妨害することがわかった。そこで標準のビタミンUを用いて,数種の塩酸加水分解処理操作を行い,モデル実験を行った。その結果通常の塩酸加水分解処理により,ビタミンUは約40%が壊されずに残り,約40%はメチオニンを生成することが明らかとなった。この他にホモセリンラクトン,ホモセリン等が生成することも明らかとなった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ