講義「不登校児童生徒の回復過程」の実践例 -適応指導教室に通う児童生徒の現状を踏まえて-

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  • A Report of Lecture on the Process of School Refusal and Appropriate Guidance : Based on the Present Conditions of Children Belonging to an Adaptation School

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抄録

文部科学省の平成20年度調査によれば、全国で129,254人の小中学生が不登校となっており、前年度に比べて2,360人増えた。特に中学生の不登校はクラスに1人の割合にまで増えている。教師を目指す本学学生にとって、不登校児童生徒の理解と援助に関する学習は必要不可欠である。本稿は、教職科目「生徒指導」の不登校の講義において、適応指導教室に通う児童生徒の現状を踏まえ、講義「不登校児童生徒の回復過程」についての実践例を報告するものである。先ず、昨年1年間勤務した宮崎市教育委員会の適応指導教室「心の談話室」に通う児童生徒の現状について、様々な角度から分析した。次に適応指導教室に通う児童生徒の現状とそこでの経験を踏まえ、講義「不登校児童生徒の回復過程」についての実践例を本学学生の意見等を加えながら述べた。また、本年度の講義では割愛した「登校刺激」についても、次年度に向けた資料として整理した。

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