H. Mouritsen, Plebs and Politics in the Late Roman Republic, Cambridge: Cambridge University Press, 2001, Pp. vi+164, Cased, ISBN: 0-521-79100-6

書誌事項

タイトル別名
  • 書評 H. Mouritsen, Plebs and Politics in the Late Roman Republic, Cambridge: Cambridge University Press, 2001 Pp. 6+164 Cased, ISBN: 0-521-79100-6
  • ショヒョウ H Mouritsen Plebs and Politics in the Late Roman Republic Cambridge Cambridge University Press 2001 Pp 6 164 Cased ISBN 0 521 79100 6

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説明

著者Henrik Mouritsenはロンドン大学の古代史講座の講師(Lecturer)であり、共和政期ローマの政治史と、ポンペイの都市史を主な研究対象としている。かねてより著者は、選挙、政務官、地方自治体におけるエリート層についての研究書を著しているが、本書は、共和政期ローマの政治システムを「民主政」であったと解釈する近年の一連の研究に対して挑戦を試みる、刺激的な書となっている。本書は序論を含め六章立てとなっており、その内訳は以下の通りである。I序論、II共和政末期の政治の規模、III集会、IV立法民会、V選挙、VI民衆と政治。巻末には付録が付され、そこでは「結社に関するリキニゥス法」が取り上げられている。共和政末期における民衆の政治参加を研究する上で、大きな意義を持つこの法について、著者はこの時代の史料に見られるさまざまな解釈を紹介している。以下では、著者の章立てに従い、本書の内容を紹介していく。

収録刊行物

  • 史論

    史論 57 63-71, 2004

    東京 : 東京女子大学学会・東京女子大学史学研究室 ; 1953-

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