がん患者における倦怠感の評価と影響要因との関係

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  • ガン カンジャ ニ オケル ケンタイカン ノ ヒョウカ ト エイキョウ ヨウイン ト ノ カンケイ
  • The Relationship between result of evaluation and factors affecting the feeling of fatigue in cancer patients

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がん患者の倦怠感の頻度とその影響要因を明らかにするために, 同意の得られた入院患者47名を対象にCancer Fatigue Scale(CFS), 倦怠感数値化スケール(Fatigue Numeric Rating Scale(FNRS)を使用し倦怠感を測定した。また倦怠感を引き起こすとされている検査データ(Hb, CRPなど)及び, 身体状況Performance Status(PS)などの影響要因を併せて調査し, それらの要因とCFS得点との関係を分析し以下の結果が得られた。入院がん患者では60.4%の患者が倦怠感を感じていた。CFS得点の平均は20.3点, 標準偏差7.5点であった。影響要因とCFSとの間には有意な関係がみられなかった。FNRSとCFSの間には有意な相関(n= 43, r= 0.494, p< 0.001)がみられた。以上の結果より, Cancer Fatigue Scale(CFS)での評価が困難と考えられる重症患者や, 高齢者に対して, 倦怠感数値化スケール(FNRS)が有用であることが示唆された。

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