親を生涯発達の観点から捉える試み : 乳幼児期の親の発達について

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タイトル別名
  • Parental development can be examined from the viewpoint of life span development : The development of parents who bring up young children
  • オヤ オ ショウガイ ハッタツ ノ カンテン カラ トラエル ココロミ ニュウヨウジキ ノ オヤ ノ ハッタツ ニ ツイテ
  • Parental development can be examined from the viewpoint of life span development : The development of parents who bring up young children

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説明

本研究では、まず親にとって子育てが困難になっている理由を考察し、子育て支援と親の発達の関連性について述べた。次に親の発達を発達段階的に捉えること、また親の発達を生涯発達の観点から捉えることの必要性に関して述べた。さらに親の性質に関する用語として、親性、母性、父性、養護性などを取り上げ、用語の整理を行った。次に親の何が発達するのかということに関して、人格的な側面と認知的な側面の2つに大きく分けて、発達する内容について述べた。また子どもの人数や子どもの性別の違いによって、親の発達課題に違いがでてくる可能性についても言及した。さらに親の発達を促すための働きかけについて、発達を促す立場からの原則を述べた。最後に乳幼児を育てている父親と母親を1組のペアとしたアンケート調査の試みを報告した。その結果、本研究では乳幼児を育てている親の子育ての負担感が大きいことなど、従来からいわれていることを再び示すものとなった。子育て支援においては子育て負担や不安の軽減がやはり重要な事項であると考えられた。

収録刊行物

  • 紀要

    紀要 29 1-9, 2006-03-31

    上田女子短期大学

被引用文献 (1)*注記

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