Bibliographic Information
- Other Title
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- 日本人と『西遊記』
- ニホンジン ト 『 サイユウキ 』
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Description
周知のように、『西遊記』は「四大奇書」の一つである。江戸時代に、『西遊記』は日本に伝来し、以来日本人に親しまれてきた。『西遊記』は荒唐無稽なだけの作品と思われがちだが、実は極めて論理的な全体構造をもっている。それがゆえに、江戸時代以来、歴代の日本人がそれを翻訳し、研究し、解明に努めてきた。この小論は「四大奇書」のほかの三書と異なる『西遊記』を日本に受け入れた当時の事情から着眼し、論じていく。そして今日まで日本の作者がいかに『西遊記』に影響されてきたかを尾崎紅葉、芥川龍之介、中島敦などの作品を通じて考察する。最後に、できるかぎり日本人における『西遊記』研究の全体像を明らかにするものである。
Journal
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- 日本語日本文学
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日本語日本文学 (23), 29-46, 2013-03-20
創価大学日本語日本文学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050845762658476544
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- NII Article ID
- 120005514871
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- NII Book ID
- AN10387152
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- HANDLE
- 10911/4031
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- NDL BIB ID
- 024932451
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- ISSN
- 09171762
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles