"Life" in Takamura's Art Discourses

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  • 高村光太郎の言説における「生」
  • タカムラ コウタロウ ノ ゲンセツ ニ オケル セイ

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高村光太郎は一九〇六 (明治三十九) 年にフランスから帰国すると、「生」の語を鍵に芸術言説を活発に発表してゆく。この「生」は当初、作品の内容に関わっていたが、印象派以後の芸術の受容を介して、作家自身の生き方 (生活や人生) に関わるものへと移行する。そいのちして高村は「生」の語を用いるようになる。この経緯には、西洋の思想と日本の伝統の間で自らの芸術観を確立しようとした高村の模索の一面が窺われる。

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