随筆文学の系譜 : 『方丈記』の影響力

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タイトル別名
  • The Genealogy of Essay Literature : from "Hojo-ki" to "Hajintei-ki"

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抄録

本稿は、室町時代と江戸時代に書かれた住まいに関する随筆の中から、肖柏と大田南畝の作品を中心に取り上げ、『方丈記』がそれらの作品に、どのような影響を与えたかを考察するものである。人は住まいに何を託し、どのような理想や願望を表現してきたのか。そして、それらの作品は文学史の中に、個別に点在するだけでなく、時代の流れを貫いて、どのような系譜をかたち作ってきたのか考えてみたい。それらの系譜を辿ることによって、『方丈記』に代表されるような、文学作品に見る住まいの理想像が、人間の生き方と密接に結びついていることが明らかになるとともに、『方丈記』が内包している多様な文学世界の広がりも明らかになるであろう。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050845762677402752
  • NII論文ID
    120005365684
  • NII書誌ID
    AN10019636
  • ISSN
    09114505
  • Web Site
    https://ouj.repo.nii.ac.jp/records/7436
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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