アパレルCADによるパターン作成(1) : ブラウス袖パターン

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  • Making Patterns by Appare CAD 1 : Sleeve Patterns of Blouses
  • アパレル CAD ニ ヨル パターン サクセイ 1 : ブラウス ソデ パターン

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アパレルの企業におけるコンピューター導入は近年めざましく,パターンメイキングにおいてのアパレルCADの使用は,基本シルエットをデーターベース化し作業の合理化をしている。しかし,被服の授業では2次元的計測法のシルエッター写真による体型観察を取り入れ,仮縫い,試着補正をし,個人の実物製作を行っているのが現状である。そこで,教育面にもアパレルCADの導入で授業効率を上げるために必要と考えられる。本研究では,アパレルCADの導入により効率よく,且つ個人の体型に適合したパターン作成をすることを目的とした。今回は,被服では最も重要視されるブラウスの袖パターンに着目し,上肢形態分析を行い補正済み袖パターンの検討を行った。標準的体型50名の,シルエッター写真を用い個々の体型を把握した。上肢の長さや幅厚において,あまり個人差は認められなかったが,上腕の傾斜角度の計測では顕著な個人差が認められた。そこで,袖パターン作成はシルエッター写真の上腕傾斜角度の計測を行い,袖山の位置を移動させ,袖の補正パターンをアパレルCADにより,個人の体型に適合した袖パターンが得られた。

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