スタール夫人とその時代(三)

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  • スタール フジン ト ソノ ジダイ 3
  • スタール フジン ト ソノ ジダイ (サン)
  • Mme de Stael et son temps(3)

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スタール夫人(一七六六-一八一七)の生涯と著作活動は、フランス革命という激動の時代、そしてそれに続くナポレオン帝政の時代と密接不可分である。本論はその全貌を明らかにすることを目的とする『スタール夫人とその時代』(三)で、第二章「結婚と文学」を扱う一部である。ここでは、結婚してスタール夫人となる彼女にとっても、また王妃マリー=アントワネットにとっても重要な関わりをもつことになる二人のスウェーデン人、スタール男爵とフェルセン伯爵がフランスに登場したいきさつを明らかにし、スタールがネッケル家の令嬢と結婚することになる経緯、またフェルセンが王妃との噂を絶つべくアメリカ独立戦争に赴く経緯を述べる。ネッケル嬢の結婚への思いが本論の結びとなる。

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