学校法人会計における基本金の問題点 : 拡大コストを組み込んだ消費収支計算

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  • The Trouble of the Foundation in School Accounting
  • ガッコウ ホウジン カイケイ ニ オケル キホンキン ノ モンダイテン : カクダイ コスト オ クミコンダ ショウヒ シュウシ ケイサン

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学校法人会計においては,教育用の固定資産を取得した時には,第1号基本金への組入れと帰属収入の控除を行わなければならない。これに関連して,同じ固定資産について,減価償却費との二重計上になるのではないかとの批判があるが,外部からの寄付金・補助金等の資金による固定資産の取得については,二重計上という批判は当たらず,減価償却費の計上は当然のこととして,基本金への組入れも当然に行われるべきである。しかし,借入れによる資金を含む「学校法人自らの資金」によって固定資産を取得し,設備を拡大する場合には,拡大部分についての基本金組入れは,誰が負担すべきか明確でないコストの計上となり,現行の消費収支計算の意味を極めて不明確なものとしている。

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