5代目ブックルー公爵とエディンバラ・ダルキース鉄道 : エディンバラ、ダルキース、リースを結ぶトライアングル構想の意義

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  • 5ダイメ ブックルー コウシャク ト エディンバラ ダルキース テツドウ エディンバラ ダルキース リース オ ムスブ トライアングル コウソウ ノ イギ
  • 5ダイメ ブックルー コウシャク ト エディンバラ ダルキース テツドウ : エディンバラ ダルキース リース ヲ ムスブ トライアングル コウソウ ノ イギ
  • The Fifth Duke of Buccleuch and the Edinburgh and Dalkeith Railway : On the Triangle Design to Bind Edinburgh, Dalkeith and Leith

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本稿は、ブックルー公爵とエディンバラ・ダルキース鉄道を主題としているが、論述の中心をなすのは5代目公爵(Walter Francis Montague Scott Douglas,fifth Duke of Buccleuch)とエディンバラ・ダルキース鉄道との関係である。公爵を中心として建設されたエディンバラ・ダルキース鉄道は、エディンバラを基軸にダルキースとリースをターミナルとして構想された。この構想の背後に、公爵家の都市ダルキースをエディンバラ経済圏のなかに組み入れる公爵の戦略が読み取れる。

そこで、本稿では、鉄道建設計画案を基底とし、エディンバラとダルキース、ダルキースとリース、リースとエディンバラのトライアングル構想がどのような史的意味を有していたのかを、公爵の事業と重ね合わせながら、都市エディンバラ経済圏の形成とその後の拡大について考察を試みる。また、公爵がこれらの事業を通して、エディンバラ経済圏において産業資本家として変身を遂げていく過程を概観することによって、その後の産業資本家としての公爵像のプロローグとする。

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