保育を学ぶ学生の倫理教育に関する研究 : 道徳的推論および道徳的発達段階の調査より

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タイトル別名
  • ホイク オ マナブ ガクセイ ノ リンリ キョウイク ニ カンスル ケンキュウ ドウトクテキ スイロン オヨビ ドウトクテキ ハッタツ ダンカイ ノ チョウサ ヨリ
  • A research on ethics education of student who learns child care : from the investigation of moral reasoning and moralistic developmental stage

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保育における倫理教育の検討に関する基礎的資料を得るために、保育を学ぶ学生を対象に、道徳的推論および道徳的発達段階に関する質問紙調査を実施した。有効回答数は162、調査対象の平均年齢は19.92歳であった。結果は、道徳的推論のうち社会的規範意識を高齢者と障害者を例に挙げて援助を行うかどうか尋ねたところ、高齢者へは109(68%)、障害者へは127(79%)が積極的に援助すると回答した。DIT 日本版のうち3つの例話をもとに、道徳的発達段階を検討すると、学生は水準2慣習的水準である3段階(対人的同調、あるいは「よいこ」志向)の傾向があった。道徳的推論は社会的環境による影響を受け、また道徳的発達は人間関係に価値を置く段階へと発達を遂げていることが示唆された。

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