転機としての1935年ロンドン「中国芸術国際展覧会」:1939年の「伯林日本古美術展覧会」の開催経緯をめぐって

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  • テンキ ト シテ ノ 1935ネン ロンドン 「 チュウゴク ゲイジュツ コクサイ テンランカイ 」 : 1939ネン ノ 「 ハクリン ニホン コ ビジュツ テンランカイ 」 ノ カイサイ ケイイ オ メグッテ
  • Chinesische Austellung in London als der Wendepunkt über die Umstände der altjapanischer Kunstausstellung in Berlin 1939.

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1935年11月から翌年3月にかけてロンドンで開催された「倫敦中国芸術国際展覧会」は、西欧における東洋への関心において、日本ブームから中国ブームへと転換したひとつのマイルストーンとしての価値が指摘されている。この展覧会を、1939年に開催される「伯林日本古美術展覧会」の開催経緯と並行して考察することによって、単なる国家間の文化交流でなく、まさに第二次世界大戦へといたる日中英独の4ヶ国間の当時の政治的な動向に合わせて芸術展覧会の開催が決定していたことを裏付けるものであり、特にそれら国家間において政治的な役割を強く担った動向であったことを明らかにした。

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