専攻別に考える理科離れに関する調査と分析

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タイトル別名
  • センコウ ベツ ニ カンガエル リカ バナレ ニ カンスル チョウサ ト ブンセキ
  • Research and Analysis on Disinterest in Science by Major Academic Field

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抄録

本調査では、現役大学生に小・中・高校の時のことを思い返させて、理数系科目に対する意識を調査することで、当時の理科離れの状況を把握することを目的とした。得られた調査データを大学における文系と理系、理系や文系に分類しきれない場合を総合として分け、そして教職課程受講生を加えた4タイプの専攻別に分類し、分析を行った。結果から、理数系を担当する教師のことを大多数が嫌いと思っているわけではないことが分かった。また、博物館や美術館などへ行った経験は「理科離れ」に直接影響していないと考えられる。その他、女子学生はすべての専攻でスマートフォンの方がパソコンより得意としていることが分かった。スマートフォンを得意とする学生が多いことからも、授業での活用が理科嫌いを解消できる一つのツールのなり得るのではないだろうか。

収録刊行物

  • 教育学研究紀要

    教育学研究紀要 6 131-137, 2015-06-30

    東京 : 大東文化大学大学院文学研究科教育学専攻

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