次世代プライバシ保護サービスのコンセプト提案

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タイトル別名
  • ジセダイ プライバシ ホゴ サービス ノ コンセプト テイアン
  • Proposal for a Concept of Next-generation Privacy-protection Services
  • セキュリティ・プライバシー

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抄録

ユビキタス環境下での安心・安全なIT社会の構築に向け，技術と社会科学の両面を考慮したセキュリティ対策は重要な課題である．その課題の1つとしてプライバシ情報の収集や扱いに関する問題があるが，現状では，プライバシ情報は保護されるべき対象として議論されている場合が多い．しかしながら，たとえば複数人の判断によって本人情報開示をコントロールできる匿名性管理技術や，各消費者の消費行動を暗号化したまま統計分析を行う秘匿関数計算技術等，暗号応用技術の高度化によりプライバシ情報を安全に活用することが技術的に可能になってきている．本論文では，プライバシ保護技術に対する新たなパラダイムとして，プライバシ情報の保護と活用を両立させる次世代プライバシ保護技術のコンセプトについて業界動向調査や企業に対するアンケート調査および最新の暗号応用技術をもとに提案するものである．

Security application technology which considers both technology and social informatics is an important aspect of the construction of a safe and secure IT society in a ubiquitous computing environment. Privacy protection is one of the problems, but the technology that defends personal information is of primary concern in the current state. On the other hand, there is a Secure function evaluation that is effectively utilizable with cipher technology while protecting privacy. This paper describes the concept of services using next-generation privacy protection technology, which reconciles protection and practical use of privacy information in a new paradigm.

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