日本語プログラミングの実践とその効果

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  • Practice and Effect of Programming in the Japanese Language
  • ヒューマンファクタ

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本論文では、日本語プログラミング環境上での、日本人による日本語プログラミングの実践とその効果、および、評価実験による日本語プログラムの可読性の検定を述ぺる。なお、ここで言う日本語プログラミングとは、曖昧性を有する自然言語としての日本語で処理(論理)を記述するのではなく、文字種として母語が制限なく使用できる既存プログラミング言語によるプログラミングを意味する。この環境上で相当規模のソフトウェアを複数作成してきた。目本語プログラミング環境は、概念設計からプログラムに至る段階的詳細化を円滑にした。仕様書におけるキーワードは最終的プログラムに識別子などの形で反映されている。仕様書とプログラムのこの対応のよさは保守性にも寄与している。生産物としての日本語プログラムでは、処理を日本語で言い換えたコメントは減り、モジュールの仕様を記述するコメントが大部分を占めるようになった。当初、保守性への考察から聞始した日本語プログラミングは、生産過程での利点から研究室の目本人全員が様々な用途に実践するまでになった。一方で、日本語プログラムの可読性などを評価するための実験を行った。その緒果、日本人にとっての日本語プログラムの可読性の高さを検証した。

Journal

  • 情報処理学会論文誌

    情報処理学会論文誌 35 (10), 2170-2179, 1994-10-15

    Information Processing Society of Japan (IPSJ)

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