A Fast Algorithm for Detecting Errors of Novice Typists

Bibliographic Information

Other Title
  • 英文タッチタイピング練習プログラムにおける誤り検出アルゴリズム
  • テキスト処理

Search this article

Description

英文タッチタイピング練習システムの誤り指摘方法には 入力時に誤りが生ずるとただちに警告を発する即時警告方式と 練習の区切りごとに一括して練習者にエラーの起こった箇所と種類 成績を報告する一括処理方式がある・即時警告方式は練習者のタイピング動作への集中を妨げるため われわれの開発した英文タッチタイピング練習システム・TYPINGでは一括処理方式を採用した.このため 問題文と練習者の打鍵結果を比較して 誤り検出をする一括処理型の誤り検出アルゴリズムが必要となった.被打鍵文字列と打鍵文字列を比較することにより タイプ誤りを検出 分類するアルゴリズムは タイピング特性の解析やタイピング練習ソフトウェアにおける誤り検出に応用することができる.この誤り検出アルゴリズムには 練習者がタイプ動作中に誤ったと感じた箇所を正確に指摘する誤り同定の妥当性が要求される.従来の誤り検出アルゴリズムでは 2つの文の間の最長一致(LCS)を求め 問題文 打鍵結果およびLCSを比較することにより 誤り検一出をおこなっているしかし この方法では 正Sを求めるためにO(n^2)計算通がかかり さらに誤り同定のための後処理が複雑になる.筆者らは タイプ動作中に生ずるエラーパターンに注目し なパターンマッチングにより 誤り検出が可能であると考えた.本論文では タイピング時に生ずる誤りの特性を考慮し 誤りパターンのマッチング順序を工夫することにより 高々3字程度の先読みをほどこすだけで 比較の回数にして2L(L:入力テキストの長さ)程度の計算量で 人間の感覚に合致した誤り検出ができるアルゴリズムについて述べる.

Journal

  • 情報処理学会論文誌

    情報処理学会論文誌 33 (10), 1224-1234, 1992-10-15

    Information Processing Society of Japan (IPSJ)

Citations (1)*help

See more

References(14)*help

See more

Keywords

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top