対象の多様性に対応しうる図面理解システムの一提案

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タイトル別名
  • A Proposal of Drawing Image Understanding System Applicable to Various Target Drawings
  • パターン認識

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抄録

図面理解システムの多目的化のための新しいアプローチとして 状態遷移モデルに基づく図面理解システムを提案する従来の一般的な図面理解システムは システム自体がその認識対象の図面の種類に深く依存したものとなり 対象の変更に柔軟に対応するのが困難であった本アプローチでは さまざまな認識対象に柔軟に対応できる多目的図面理解システムの実現のため 図面理解プロセスを状態遷移モデルに基づいて実現する状態遷移モデルでは 図面理解システムを認識対象に依存する部分と依存しない部分とに分け 依存しない部分は対象によらず共通に利用することにより 新たな認識対象のためにシステムで構築し直さなければならない部分を最小限に抑えるようにしているまた この再構築しなければならない対象依存の部分は ルールという抽象度の高い形で ある程度容易に記述できるようになっている本論文では まず状態遷移モデルの概要について述べ それに基づいて作成した実際の図面理解システムにより本アプローチの評価を行った手書きの線図形と地図図面という性質の異なった2種類の図面を対象とした図面認識システムを構築してその評価を行うことにより さまざまな対象に柔軟に対応しうる 実用的な認識能力を持った多目的図面理解システムが実現可能であることが確認された

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050845762818038400
  • NII論文ID
    110002723389
  • NII書誌ID
    AN00116647
  • ISSN
    18827764
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00014636/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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