意味ネットワークの賦活動態を制御するプログラミング言語
書誌事項
- タイトル別名
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- A Programming Language for Controlling Activation Movement of Semantic Networks
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説明
意味ネットワークの要素的な賦活動態をルーチンとして定着するために 活性化意味ネットワークを賦活制御する手続きを記述するプログラミング言語の構成が要請された.これを意味ネットワークの賦活制御言語と呼ぶ.この言語の各命令は 節点や有向弧の原子概念からなるデータ集合SIMD並列に制御する.意味ネットワークの再帰的拡張節点を識別しながら 柔軟なネットワーク横断を実現するために いくつかの工夫がなされた.TRANSFER STATE命令によって節点間の励起状態の移送を制御する.再帰的拡張節点の同定を容易にするため 節点間の励起共有を任意に設定したり解除したりできるようにする.SET SHARING EXCITATION命令は 照合条件を示し それに適合する弧によって励起共有設定する.CLEARSHARING EXCITATION命令はその設定を解除する.励起をもたらす MATCH TRANSFER STATE SET SHARING EXCITATIONの3命令に 励起と同時にその痕跡を残す機能を添えた.この機能を利用し プログラム中にブロックを指定してその中で指定された励起命令が個別に意味ネットワークを励起するのを集めて そのAND条件やOR条件で最終的な励起状態を得ることができるようにした.SET LOGICALMODE命令とCLEAR LOGICAL MODE命令がそのブロクを示す.分岐命令は意味ネットワークの励起状態を分岐条件とする.
収録刊行物
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- 情報処理学会論文誌
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情報処理学会論文誌 23 (3), 226-234, 1982-05-15
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845762820530304
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- NII論文ID
- 110002723674
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- NII書誌ID
- AN00116647
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- ISSN
- 18827764
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles