オブジェクト指向プログラムの高速化を支援するプロファイラ

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タイトル別名
  • オブジェクト シコウ プログラム ノ コウソクカ オ シエン スル プロファイラ
  • A Profiler for Optimizing Object-oriented Programming by Using Program Transformation

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オブジェクト指向プログラムの実行時に,各メソッドが同じ値の引数で何回呼び出されたかを調べるプロファイラを作成した.このプロファイラの情報を利用することでメモ化や部分計算のようなプログラム変換を適用する対象の決定が容易になる.変更可能な状態を持つオブジェクトの同値性を正確に判定するために,プロファイラは各メソッドが参照するフィールドが変化した時刻を記録し,その値によって同値性を判定する.実際に64 602 行からなるプログラムを人手によるメモ化で高速化した際の経験を基にプロファイル情報の有用性を見積もったところ,検討すべきメソッドの数が20%以上減るという予測を得た.

We present a profiler that enumerates the number of method invocations with the same set of arguments in object-oriented programs. It aims to help identifying methods that would be optimized by program transformations such as memoization and partial evaluation. In order to accurately identify equivalence of mutable objects, the profiler adds a vector of modification times to each object. Based on our experience to manually optimize a 64,602 lines Java program, the information from the profiler is estimated to reduce the number of examined methods by the factor of 20%.

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