幼児のカエルイメージ(概念)を育てる保育の試み

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タイトル別名
  • The Trial of Teaching and Raising the Image(the Concept) of Young Children about the Frog
  • ヨウジ ノ カエルイメージ(ガイネン)オ ソダテル ホイク ノ ココロミ

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説明

カエルイメージを幼児の中に育てるための保育実践を通して、いくつかの要因について検討した。そこでは、3つの情報処理様式の関わり方、カエル特性の内容の学習、幼児たちのカエルの絵、幼児の推論やアナロジー能力、内化された特性の絵への影響などを検討した。その結果、次のことが確認された。 (1)幼児たちは、3つの情報処理様式を交互作用させながら、イメージを育てている。 (2)カエルの特性をたくさん知ることで、カエルに対する認識が深まった。 (3)特性を知ることで、カエルの絵の中に、個性的であると共に、カエルの特性が示されていた。 (4)アマガエルの体色変化とカメレオンの体色変化の類推と、周りの環境の色の違いによってアマガエルの体色が環境の色と同じになることを確認した。 (5)カエル博士のストーリーの展開によって、カエルへの好奇心が持続された。

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