看護学生に対する『いのちの授業』の取り組みと教授法の開発 : 小児看護学に携わっての初年度の実践

書誌事項

タイトル別名
  • A Series of Lectures on "Life and Death" for Student Nurses
  • カンゴ ガクセイ ニ タイスル 『 イノチ ノ ジュギョウ 』 ノ トリクミ ト キョウジュホウ ノ カイハツ : ショウニ カンゴガク ニ タズサワッテ ノ ショネンド ノ ジッセン

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説明

看護教育において看護学生が“いのち”即ち、生と死を深く考えることは必要かつ重要である。今、学校現場(小・中・高等学校)では、保健室登校、不登校、いじめ、非行、自殺、さらには低年齢の子どもによる殺傷事件、保護者による虐待等々、様々な問題を抱えている。ここ数年、子どもたちが“いのち”について学ぶことにより、中長期的な展望のもと、前述した様々な問題を解決できる糸口になるよう『いのちの教育』の取り組みが各学校で実施されるようになってきた。図らずも、昨年の3 月11 日の未曾有の東日本大震災により、教育現場では子どもの心のケアと共に、命の大切さを教える“いのち”の教育の必要性、重要性がさらに叫ばれている現状である。本大学の看護学生に、これまで『いのちの授業』を受けたことがあるかを聞いたところ、受けたことがある学生は1 割にも満たなかった。そこで、『いのちの教育』を小児看護学のカリキュラムに位置づけ、看護を学ぶ学生の情意領域に焦点をあてた『いのちの授業』を実践すると共に、教授方法をも探り、今後の方向性についても検討を加えた。

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