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- 藤田, 遥
- 京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻
書誌事項
- タイトル別名
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- The Origins and Evolution of Generative Capacity for Human Language Structures
- ニンゲン ゲンゴ ニ オケル コウゾウ セイセイ ノウリョク ノ キゲン ・ シンカ
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抄録
本稿の目的は, 構造を生成するという言語能力の中心機能に着目して, 言語の起源・進化についての包括的な仮説を提示することである. 人間言語において構造生成に直接的に関わる下位機能には, 統語演算部門と語彙部門の2つが存在する. 生成文法に立脚する多くの議論では, 人間言語に固有の機能は統語演算部門, 及びその基本操作である併合であるとされてきた. しかし, 本稿では, この演算能力は人間言語以外の領域にも見られる汎用的な能力であると想定することが妥当であることを示し, 人間言語において独自に発達したのは, 演算操作そのものというよりもその操作対象である語彙項目であるという仮説を提示する. さらに, 語彙項目の起源・進化の問題を原初的概念とそれをまとめ上げる汎用併合の起源・進化の問題として捉え直すことで, 認知言語学的な知見も取り入れつつ, 語彙項目の成立経緯についての進化的シナリオを提示する. 本稿での仮説は, 比較心理学や動物行動学など, 言語学以外の分野との共同研究の可能性ももたらすものであると考えられる.
収録刊行物
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- 人間・環境学
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人間・環境学 27 141-152, 2018-12-20
京都大学大学院人間・環境学研究科
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763140668032
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- NII論文ID
- 120006591397
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- NII書誌ID
- AN10409834
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- ISSN
- 09182829
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- HANDLE
- 2433/237352
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- NDL書誌ID
- 029499878
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles