1980 年代『平凡』における読者意識の形成と若者文化 : 「たのきん(トリオ)」に熱狂する読者等と廃刊をめぐって

書誌事項

タイトル別名
  • The formation of Readers conscious and youth culture in Popular Magazines for Amusement"HEIBON" during of the 1980's : the most varieble talents of"TANOKIN" heated of the young readers andfocused to be discontinued of publication of the magazines of" HEIBON"
  • 1980ネンダイ 『 ヘイボン 』 ニ オケル ドクシャ イシキ ノ ケイセイ ト ワカモノ ブンカ : 「 タ ノ キン(トリオ)」 ニ ネッキョウ スル ドクシャ トウ ト ハイカン オ メグッテ

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抄録

「たのきん」と呼ばれる3 人の男性アイドルは、『平凡』誌上最後のアイドルとして、人気を誇った。ファン等はこぞって同誌の読者投書欄に投書を寄せ、「その思い」を伝えた。たのきん人気が去ってからは、読者投書欄は読者同士の文通や交流、誌面でのやりとりが中心となった。いつしか読者等は目には見えない読者共同体を形成していった。それはやがてアイドルを標榜する読者の集いから、彼等読者が日常通学する学校ヘと目が向けられた。それは「校則」への批判、反発というかたちで、読者個人の思いが投影されるものとなっていった。それは『平凡』誌の読者欄が彼等ヤング(若者)の居場所であり、そこで作られる主義主張などは、「ヤング共同体」としてのディスクールを有した。

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