保育関係職への就業における「継続と離職」 : 本学幼児教育学科卒業生の卒後10年目までを対象として

書誌事項

タイトル別名
  • Continuation and Turnover of Employment in Jobs Related to Childcare : Focus on Graduates in the Last 10 Years in Department of Early Childhood Education, Junior College, Asahikawa University
  • ホイク カンケイショク エ ノ シュウギョウ ニ オケル 「 ケイゾク ト リショク 」 : ホンガク ヨウジ キョウイク ガッカ ソツギョウセイ ノ ソツ ゴ 10ネンメ マデ オ タイショウ ト シテ

この論文をさがす

説明

本論文では、本学幼児教育学科卒業生に対し、卒業後の仕事の「継続と離職」および現在の生活実態に関するアンケート調査の分析を行った。保育関係職に就労していく本学卒業生の特徴として、以下の3点を指摘することができる。 1)卒業生の離職率は卒業後3年以内が27.8%、5年以内が35.7%であり、全国的な傾向とほぼ同様である。その理由として、「結婚のため」が最も多く、「心身の不調」、「職場の人間関係」が上位3項目である。 2)仕事に対するやりがいを86.3%が感じていると同時に、80.3%が一度でも離職願望を抱いたことがある。ただし本学幼児教育学科卒業生の場合、保育職よりも障害者・高齢者施設などの福祉関係職へと就職した者たちのほうがより強い離職願望を抱きがちである。 3)離職をした後に再就職している者たちの内実に関しては、新卒時と比べ、保育関係職が減り、一般職への就業割合が増える。しかし、離職後、現在は無職である者たちの中には、もう一度保育職に就きたいという思いを持つ者がいないわけではない。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ