平安中期における国検田使と権門

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タイトル別名
  • ヘイアン チュウキ ニ オケル コクケンデンシ ト ケンモン
  • "Kuninokendenshi" and "Kenmon" in the middle Heian Period
  • ヘイアンチュウキ ニ オケル クニノケンデンシ ト ケンモン

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抄録

「国検田使」は、国の検田を現地で主導する国使であり、これまでは、受領郎等が務めるものと理解されてきた。本稿では、①「志賀郡検田使右衛門志成道」と、②「国検田使」威儀師蓮明の事例の検討を通して、従来の「国検田使」理解を再検討し、「国検田使」は、受領の部下としての側面と、個人の持つ人間関係で動く側面の二つを併せ持つ存在であることを明らかにした。そして、受領だけでなく、中央の権門との関係も視座に入れなければ、「国検田使」の実像は捉えることができないと指摘した。

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