授業におけるワークショップスキル研修の成果と課題 : 法学部アクティブラーニング科目「ファンダメンタル・セミナー」での実践報告

書誌事項

タイトル別名
  • Outcomes and Problems Found in a Facilitation-training Workshop : A Practice in a “Fundamental Seminar” of the Faculty of Law
  • ジュギョウ ニ オケル ワークショップスキル ケンシュウ ノ セイカ ト カダイ : ホウガクブ アクティブラーニング カモク 「 ファンダメンタル ・ セミナー 」 デ ノ ジッセン ホウコク

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抄録

F工房は、2009年の開設以来、現場に即した形でファシリテーションが普及することを目指して、学内で多様な支援を実施してきた。2015年秋学期には、法学部教員の依頼のもと、同学部で開講される1年次対象の演習科目「ファンダメンタル・セミナー」において支援を行った。授業では「学生が自らワークショップを設計し、実施できるスキルを身につける」という到達目標のもと、F工房が研修を3回実施した。その結果、支援の成果として以下の2点を得た。第1に、授業担当教員、ファシリテーションの専門性を持った職員、学生ファシリテータの三者が協働することで、研修内容がより充実し、豊かなものになったことである。第2に、研修終了後に、研修内容を体系化した冊子「ワークショップ初心者キット」を作成し、教材として配布したことである。このことにより、学びから実践へ移行するための手がかりを学生に提供できた。この冊子は、ワークショップの実践方法の基本型をまとまった形で提供するものであり、実際に学生がワークショップを実施する際の手引きとなるものである。以上をふまえ、本稿では、授業支援に至った経緯、研修の内容、上記冊子の概要、研修の成果と課題について報告を行う。

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