チャベス政権による貧困対策の理念と現実 : ベネズエラ貧困層コミュニティにおける NGO「信仰と悦び」の教育支援活動を中心に

書誌事項

タイトル別名
  • チャベス セイケン ニ ヨル ヒンコン タイサク ノ リネン ト ゲンジツ : ベネズエラ ヒンコンソウ コミュニティ ニ オケル NGO 「 シンコウ ト ヨロコビ 」 ノ キョウイク シエン カツドウ オ チュウシン ニ
  • Idea y realidad de las medidas contra la pobreza del Gobierno Chávez : El caso del movimiento de educación popular de Fe y Alegría en los sectores empobrecidos de Venezuela

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type:論文

南米ベネズエラのウゴ・チャベス前大統領は,「21世紀の社会主義」国家実現に向けて,貧困層に対する社会福祉事業を積極的に推し進めた。そこで当時,彼の強烈なカリスマ性と独裁的な政治手腕に,全世界の注目が集まることになった。本稿では,チャベス政権以前から貧困層コミュニティにおいて教育支援活動を展開してきたキリスト教系NGO「信仰と悦び(Fe y Alegría)」協会に着目し,国家(チャベス政権)による貧困対策への直接介入が行われる中で,現在カトリック教会や市民支援団体が,どのような活動を具体的に続けているのかに焦点をあて検討していく。そこからベネズエラにおける国家主導型の貧困対策の欠陥,その経済的格差が拡大する社会を指摘し,NGOが担う役割の重要性について社会関係資本論の視角から明らかにする。

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