ベルギー・西フランデレン州ワトウ地区におけるフード・ツーリズムの重層構造モデル

書誌事項

タイトル別名
  • ベルギー ・ ニシフランデレンシュウ ワトウ チク ニ オケル フード ・ ツーリズム ノ ジュウソウ コウゾウ モデル
  • Examination of Multilayer Model of Food Tourism in Watou,West Flanders, Belgium

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説明

本研究は,菊地(2008)によって示されたポスト生産主義的なルーラル・ツーリズムのフレームワークとし てのフード・ツーリズムの重層構造モデルを,ベルギーにおける農村集落のワトウ地区を事例として実証す ることを目的とする。フード・ツーリズムのフレームワークは,従来のルーラル・ツーリズムのフレームワ ークを生活文化や食文化,あるいは美食文化にまで拡張させたものであり,地域資源を活用した持続的なツ ーリズムとして,地理学や観光学をはじめとするさまざまな分野において注目されている。そこで本研究に おいては,観光対象の分布や土地利用に関する調査といった現地でのフィールドワークから得られたデータ に基づいてフード・ツーリズムのモデルの検証を行った。その結果,ワトウ地区においては,ホップ栽培な どの農村景観を対象とする原初的なルーラル・ツーリズムの空間から,よりツーリズム対象が「食」に収斂 していくグルメ・ツーリズムの空間にかけての

収録刊行物

  • 観光科学研究

    観光科学研究 (6), 1-15, 2013-03-30

    首都大学東京 大学院都市環境科学研究科 観光科学域

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