社会保障における移民受け入れの純便益分析 : 異なる年金方式のもと同化コストの影響を考慮して

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タイトル別名
  • The Net Benefit Analysis of Admitting Immigrant Under Social Security : Incorporating Assimilation Cost Under Different Pension Systems
  • シャカイ ホショウ ニ オケル イミン ウケイレ ノ ジュンベンエキ ブンセキ : コトナル ネンキン ホウシキ ノ モトドウカ コスト ノ エイキョウ オ コウリョ シテ

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説明

本稿では、次世代が熟練労働者になるためには原住者以上のコストを負担しなければならないと仮定したうえで、未熟練労働者を海外から受け入れることによる年金制度を通じた原住者の世代厚生に注目して分析を行った。その際、公的年金制度として、保険料率一定型、給付額一定型、そして給付率一定型(給付基準対象が異なる2制度)の4制度を想定し、その制度ごとに同化コストの影響の比較を行った。数値例を用いた分析結果から、現役世代の賃金率に対して給付率を一定に保つ制度が一番移民受け入れによって受ける厚生の変動が小さくなること、移民受け入れ時に労働期を過ごす世代よりも、その子ども世代の厚生の方が低下することなどが示された。

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