看護学科の設置から15年 : 人体構造学教育から観た医学部看護学科の役割

書誌事項

タイトル別名
  • ヤマガタ ダイガク イガクブ カンゴ ガッカ ノ セッチ カラ 15ネン ジンタイ コウゾウガク キョウイク カラ ミタ イガクブ カンゴ ガッカ ノ ヤクワリ
  • Fifteen Years Since the Establishment of the School of Nursing : The Role of Nursing School Established in the Faculty of Medicine From the Viewpoint of Human Anatomical Education
  • カンゴ ガッカ ノ セッチ カラ 15ネン : ジンタイ コウゾウガク キョウイク カラ ミタ イガクブ カンゴ ガッカ ノ ヤクワリ

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論文(Article)

はじめに 本学医学部看護学科は平成5年(1993)4月、東北・北海道地区初の四年制国立看護系大学として設置され、その後15年を経過した。設置の前年度から教員予定者として入学試験の準備、組織体制づくり、校舎の新築設計等に関わる業務を分担しつつ、慌ただしくも予定通り第1期生を迎えることができた。それまでの間、看護系短大や専門学校での解剖学教育に関わってはいたものの、看護大学における人体構造学として、何をどこまで教育すべきかを吟味する間もなく、新学期の開始早々人体構造学の講義も始まった。当時、全国的にみても看護大学における人体構造学の講義内容等について、適切な示唆が得られる状況にもなかったように感じられた。そのため、看護学における人体構造学教育の実状と問題点を理解するために、まだ少数であった看護系大学を含む看護師養成機関(主に短大や専門学校)の人体構造学(解剖学)担当教員と教務担当の看護教員を対象とする全国的な大規模調査を行った(スライド1)。こうして始められた医学部看護学科での15年間を振り返り、人体構造学教育を通して観た医学部看護学科の果たすべき役割とは何かを改めて考えてみた。

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