温州みかんの葉柄先端部の離層形成

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タイトル別名
  • ウンシュウ ミカン ノ ヨウヘイ センタンブ ノ リソウ ケイセイ エイブン
  • Abscission in the Distal Petioles of Citrus Leaves
  • ウンシュウ ミカン ノ ハガラ センタンブ ノ リソウ ケイセイ

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抄録

論文(Article)

【摘要】 温州みかんの水分不足と離層形成との聞の関係を調べるために実験を行なった.葉の含水量の程度を変えるのに種々の処理を行ない,離層形成の速さをみるのに葉柄を外植体として培養し葉柄と葉脈との分離によって判定した.実験の結果は次のようである.離層は葉が老令になるほど形成が遅れた.樹冠上では日向の葉は日蔭の葉より離層の形成が早く起こった.離層の形成は葉の含水量の低下よりむしろ枝からの水分供給が急激に低下したときの方がもっと促されるようである.外植体を置床してから葉柄が分離するまでの期間は,温度が低下するにしたがって延長され,30℃で3日,50℃で24日を要した.

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