西洋ナシの葉やけに関する研究(第2報) : 西洋ナシの葉やけ発生と葉の含水量

書誌事項

タイトル別名
  • セイヨウ ナシ ノ ハヤケ ハッセイ ト ハ ノ ガン スイリョウ
  • Studies on Leaf Burn of Pear Trees2 : Development of Leaf Burn and Leaf Water Content in Pear Trees
  • セイヨウナシ ノ ハヤケ ニカンスルケンキュウ ダイ2ホウ : セイヨウナシ ノ ハヤケ ハッセイ ト ハ ノ ガンスイリョウ

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抄録

論文(Article)

【摘要】 西洋ナシの葉やけの原因を究明するために,バートレツト,ラ・フランスの2品種を用いて,葉の含水量,とくに黒変時のそれを調査した.結果を要約すると次のようである.昼間では,発育枝の頂部の幼葉の含水量の減少は少なく,基部の成葉と短枝葉とはかなり減少した.一方,蒸散による水分損失量は頂部の幼葉より基部葉の方が著しかった.基部葉の切葉は約52%まで含水量が減少すると黒変が現れ出した.水分減少にともなう黒変の発生はバートレツトがラ・フランスより急速であった.実際に,果樹園で発育枝の基部葉や短枝葉は含水量が約52%以下に減ずると,葉の細胞の変質が起るらしい.

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