河川水温の研究(第1報) : 山形県・赤川-熊出:昭和27年~31年(ダム建設前)7月~9月間の河川水温の解析

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  • カセン スイオン ノ ケンキュウ 1 ヤマガタケン アカガワ-クマシュツ ショウワ 27ネン 31ネン ダム ケンセツ マエ 7ガツ 9ツキカン ノ カセン スイオン ノ カイセキ
  • Studies on River water temperature(1) : Analysing Water temperature in R.Akagawa-Kumaide station, from July until September : 1952-1956
  • カセン スイオン ノ ケンキュウ ダイ1ポウ : ヤマガタケン アカガワ クマイデ ショウワ 27ネン 31ネン ダム ケンセツマエ 7ガツ 9ガツカン ノ カセン スイオン ノ カイセキ

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論文(Article)

まえがき 日本における河川水温の研究は,稲作の北限地帯を形成する,その特徴的な農業形態を基盤として発展し,この分野の諸先達によって著しい成果が得られている.水稲の冷水害問題と深くかかわり合って,その諸対策の一環として進展したこの分野の研究は,従来の課題への接近を持続しつつ,最近では河川水温の形成機構へ接近することによって,その地球物理的研究への萌芽を形成しつつあるように思われる.筆者は河川ないし渓流水温の形成機構の問題は,水文学的には流域の水収支の問題と熱収支の問題の関連領域で,今後もその研究の発展を期待する観点より,さきに渓流水温の研究(第1・2報)を発表した.その結果の要点は,渓流水温に及ぼす中間流出・水温および降雨水温の影響を幾分でも明らかにしたことであろう.本報告は上記の研究結果をふまえて,実際河川、(山形県赤川-熊出地点)について同様の手法で、表記の課題に接近したものである.

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