眼科領域における感染症と最近の動向(<特集>感染症の最近の動向)

書誌事項

タイトル別名
  • Review and Recent Trends in Ocular Infection
  • ガンカ リョウイキ ニオケル カンセンショウ ト サイキン ノ ドウコウ (<トクシュウ カンセンショウ ノ サイキン ノ ドウコウ)

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説明

type:特集

type:Special Edition

眼科領域(眼瞼,涙器,眼窩,結膜,角膜,網膜)における感染症の病態,診断,治療について概説し,近年の感染性疾患の動向と特徴を取り上げた.眼球は,視機能を扱うという特殊性と,結膜,角膜,ぶどう膜,網膜といった微細な解剖学的構造から,他科の感染症診療とは異なる領域であると考えられ,角膜と網膜の感染症は,重篤化すると視力障害をきたし外科的処置の適応となりうることから特に重要であると思われた.近年の医学の進歩により原因が解明されつつあり,薬物や外科的治療により失明を免れることが可能になってきた疾患として急性網膜壊死があり,院内感染防止の側面からは依然としてウイルス性結膜炎の注意が必要である.白内障手術などの術後眼内炎は,昨今の眼科手術件数の増加とその重篤性から的確な診断と早期の治療が考慮されるべきである.

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identifier:KJ00004161785

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