若年者の立位姿勢時における他動的な腕振り動作が心拍数に及ぼす影響

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  • ジャクネンシャ ノ リツイ シセイジ ニオケル タドウテキナ ウデフリ ドウサ ガ シンパクスウ ニオヨボス エイキョウ
  • Effects of passive arm swinging during standing on heart rate in healthy young individuals

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type:研究報告

本研究では、若年者を対象に、立位姿勢での他動的な腕振り動作(Passive arm swinging:PAS)を課した際の心拍数(HR)の応答を検討した。各被験者(n=10)は、4分間の静止立位の直後に、5分間のPASが課される試技(PAS試技)と、4分間の静止立位の直後に、5分間の立位姿勢での他動的な歩行動作(Passive walking-like leg movement:PWM)が課される試技(PWM試技)と、4分間の静止立位に引き続き、さらに5分間の静止立位が課される試技(静止立位試技)の3種類を行った。はじめの4分間の静止立位時のHRをベースラインとした。PWM試技においては、ベースラインよりも最後1分間のHRは有意に低い値であった(74±11 vs. 63±13bpm, p<0.001)。一方、静止立位試技では、ベースラインよりも最後1 分間のHRが有意に高い値であった(71±15 vs. 75±14bpm, p<0.05)。PAS試技については、ベースラインと最後1分間のHRの間には有意差が認められなかった(71±13 vs. 74±15bpm,p=0.71)。このため、PASはPWMほどの顕著な作用は無いが、HRを低下させる作用があることが示唆された。

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