看護大学生の高齢者に対するエイジズムとイメージの変化 - チャレンジサイト活動による高齢者とのふれあい交流から -

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タイトル別名
  • カンゴダイ ガクセイ ノ コウレイシャ ニ タイスル エイジズム ト イメージ ノ ヘンカ チャレンジサイト カツドウ ニヨル コウレイシャ トノ フレアイ コウリュウ カラ
  • Change of the Ageism and Image of elderly person among Nursing Students at University - From Contact activity with elderly person by the challenge site activity -

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抄録

type:研究報告

本学のチャレンジサイト・プロジェクトにおける高齢者とのふれあい交流前後での、看護学生のエイジズムの変化や、活動後の高齢者に対するイメージの変化を明らかにすることを目的に調査を行った。その結果、学生のエイジズムの変化は、日本語版Fraboniエイジズム尺度短縮版3因子のうち、誹謗因子得点が活動後有意に低下した(p<0.05)。学生は、活動を通じて高齢者と関わる中で、会話の中から高齢者の生きてきた人生や価値観にふれ、高齢者を誹謗するような否定的な認知を弱める可能性が考えられた。また、学びの記述内容から、高齢者の【社会外向性の発見】、【朗らかさの発見】、【高齢者への接し方・対応・援助への理解】、【高齢者の生きてきた歴史・人生・価値観の理解】が抽出された。この結果から、高齢者との交流体験は、看護学生にとって高齢者の理解を深める上で貴重な体験に繋がっていた。さらに、エイジズムの一部を弱める効果もみられ、看護学生の高齢者との交流を推奨していく取り組みが重要と考える。

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