看護大学生の自己教育力育成に関する研究 - 第一報 学生の自己教育力に関する研究の動向 -

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タイトル別名
  • カンゴ ダイガクセイ ノ ジコ キョウイクリョク イクセイ ニ カンスル ケンキュウ ダイ 1ポウ ガクセイ ノ ジコキョウイクリョク ニ カンスル ケンキュウ ノ ドウコウ
  • The First Report - Research of Self-directed Learning in Nursing University Education : The Literature Review : Self-directed Learning of University Students -

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抄録

type:解説

看護大学生の自己教育力育成に関する研究にむけて、わが国の教育界における「自己教育力」に関する歴史的変遷と、国内外の自己教育力に関する研究を概観した。日本で「自己教育力」を最初に打ち出したのは、1983年の第13期中央教育審議会教育内容等小委員会「審議経過報告」である。この時期からの文献は、初等・中等教育における自己教育力の育成・形成を主題とする文献が多い。海外の医学系文献では、1968年から医学教育を中心に、成人教育および生涯教育の視点からSelf-Directed Learning (SDL)の研究が質的にされている傾向が見られる。日本では、一般大学生を対象にした文献は、2000年からみられているが、報告数は少ない。看護学生を対象とした文献は、1991年からみられ、尺度を用いた量的な横断研究が多かった。しかし、看護大学生を対象とした文献は少なく、縦断的調査は行われていない。今後は、看護大学生の自己教育力育成に向けた縦断的調査および関連要因の特定が重要になる。

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