サツマイモ“紅隼人"(Ipomoea batatas L.cv.Benihayato)からの培養細胞の誘導と高カロテノイド色素生産細胞の選抜

書誌事項

タイトル別名
  • サツマイモ ベニハヤト Ipomoea batatas L.cv.Beniha
公開日
1992-10
資源種別
journal article
公開者
岡山大學農學部

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説明

サツマイモ(栽培品種名:紅隼人)の塊根組織を,1μM2,4-Dichloro-phenoxyacetic acid(2,4-D),3.0%sucroseと0.2%GELRITEを加えたLinsmaier-Skoog(LS)の固体培地に置床し,光照明(12時間の明暗サイクル)の下で培養することにより,少量のカロテノイド色素(35μg/g-乾物)を生成する培養細胞を誘導することができた.この誘導された培養細胞から,小集塊選抜法を繰り返すことによって高カロテノイド色素生産株の選抜を行った.22回の選抜と継代培養によって得られた培養細胞は,もとの誘導培養細胞の8倍に相当する265μg/g-物のカロテイド色素を生産し,その増殖率(収穫された新鮮物重量と接種した新鮮重量の比)は選抜を行う前の培養時に比して約3.5倍に増加した.選抜によって得た高カロテノイド色素生産株を液体懸濁培養に供し,より高いカロテノイド色素の生産条件の検討を行った.その結果,1μM2,4-Dと3.0%Sucroseを添加したLS液体培地を用い,3,000lxの照明下で振盪するのが最適であり,この条件で得られる培養細胞のカロテノイド色素含有量は,材料に用いた植物組織の含有量(200~300μg/g-物)よりも高い385μg/g-物であった。

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