貯蔵サツマイモの内部褐斑発生に及ぼす塊根品質と貯蔵条件の影響

書誌事項

タイトル別名
  • チョゾウ サツマイモ ノ ナイブ カッパン ハッセイ ニ オヨボス カイコン
公開日
1991-03
資源種別
journal article
公開者
千葉県農業試験場

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説明

貯蔵サツマイモの品質を劣化させる内部褐斑の発生様相と原因について検討を加え,以下の結果を得た。1. 内部褐斑は,貯蔵中に発生する塊根内部の褐色斑点であり,収穫時には認められなかった。褐斑は貯蔵期間の経過につれて増大し,症状が進むと黒褐色の小塊となったが,その発生には規則性がなかった。2. 内部褐斑の発生には品種間差異が認められ,供試品種中`紅赤'にのみ特徴的に発生した。3. 収穫時の塊根品質は貯蔵中の褐斑発生に影響し,表皮色が濃く炭水化物含量の高いサツマイモに発生が多かった。4. 内部褐斑の発生は,キュアリング処理した塊根では少なくなった。貯蔵温度別の褐斑の発生は11℃で最も多くなり,13℃,15℃の順に少なくなった。また,ポリエチレンシート包装処理による高温度環境が発生を抑制する傾向にあった。貯蔵後,塊根を20~30℃の温度下に保管すると,呼吸量とともに褐斑の発生も増加した。5. 内部褐斑の発生には,ウイルスの関与が示唆された。このため,種いもの選抜やウイルスフリー苗の利用が,その発生を抑制する有効な手段と考えられた。

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