千葉県におけるキュウリうどんこ病菌(Sphaerotheca fuliginea)のトリアジメホンに対する感受性の低下

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  • チバケン ニ オケル キュウリ ウドンコビョウキン Sphaerotheca ful

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抄録

千葉県で発生していたキュウリうどんこ病菌に対するトリアジメホンのED50は0.018～3.3mg/lでトリフルミゾールのそれは0.01～0.25mg/lであった。トリアジメホンのED50とトリフルミゾールのED50には正の相関関係が認められた。一方，切離葉を用いた防除効果試験ではトリアジメホンのED50が高い菌株に対するトリアジメホン水和剤の効果は劣ったが，トリフルミゾール水和剤の効果は高かった。また，圃場試験でもトリアジメホン水和剤の効果は劣ったが，トリフルミゾール水和剤およびキノキサリン系水和剤の効果は高かった。以上から，現在のところ， DMI剤のうちトリアジメホン水和剤のみ実用上問題であり，代替農薬としてトリフルミゾール水和剤，キノキサリン系水和剤が有効と思われた。

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