ペプチド合成またはZ(ベンジルオキシカルボニル)-アミノ酸エステル加水分解における2,3のプロテアーゼの微環境へのn-アルコール効果の多様性

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タイトル別名
  • Variety of Effect of n-Alcohols on Microenvironment of Some Proteases in Peptide Synthesis or Z(N-Benzyloxycarbonyl)--Amino Acid Ester Hydrolysis
  • Variety of Effect of n Alcohols on Micr

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サーモリシン,α-キモトリプシン,パパインおよびペプシンなどの数種のプロテアーゼの微環境と,有機溶媒分子との相互作用を,単相系を形成するような,n-アルコール添加緩衝液系で検討した。反応モデルとしては,ペプチドの合成およびアミノ酸エステルを用いて行った。その結果,有機溶媒の酵素への影響の形成は,n-アルコールの鎖長によって様々であった。さらに各プロテアーゼは独自の影響形式を示した。n-ヘキサノールより大きなアルコールでは,α-キモトリプシンの場合,各アルコールの緩衝液えの飽和濃度以上でも,その活性は減少することなく,徐々に上昇した。その場合の活性化形式は,動力的学的にnonessential typeとみなすことが出来た。一方,α-キモトリプシンに対してn-ペンタノールは阻害剤として働き,その阻害形式はuncompetitive typeであることが分かった。

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