ペプチド合成またはZ(ベンジルオキシカルボニル)-アミノ酸エステル加水分解における2,3のプロテアーゼの微環境へのn-アルコール効果の多様性
書誌事項
- タイトル別名
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- Variety of Effect of n-Alcohols on Microenvironment of Some Proteases in Peptide Synthesis or Z(N-Benzyloxycarbonyl)--Amino Acid Ester Hydrolysis
- Variety of Effect of n Alcohols on Micr
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説明
サーモリシン,α-キモトリプシン,パパインおよびペプシンなどの数種のプロテアーゼの微環境と,有機溶媒分子との相互作用を,単相系を形成するような,n-アルコール添加緩衝液系で検討した。反応モデルとしては,ペプチドの合成およびアミノ酸エステルを用いて行った。その結果,有機溶媒の酵素への影響の形成は,n-アルコールの鎖長によって様々であった。さらに各プロテアーゼは独自の影響形式を示した。n-ヘキサノールより大きなアルコールでは,α-キモトリプシンの場合,各アルコールの緩衝液えの飽和濃度以上でも,その活性は減少することなく,徐々に上昇した。その場合の活性化形式は,動力的学的にnonessential typeとみなすことが出来た。一方,α-キモトリプシンに対してn-ペンタノールは阻害剤として働き,その阻害形式はuncompetitive typeであることが分かった。
収録刊行物
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- 信州大学農学部紀要
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信州大学農学部紀要 32 (1/2), 15-22, 1995-12
南箕輪村 (長野県) : 信州大学農学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763573966080
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- NII論文ID
- 110000237377
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- NII書誌ID
- AN00121352
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- ISSN
- 05830621
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- NDL書誌ID
- 3937612
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- 本文言語コード
- en
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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