ニホンナシの受粉,摘果作業等に及ぼす花数の影響

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  • ニホンナシ ノ ジュフン テキカ サギョウ トウ ニ オヨボス カスウ ノ エイキョウ

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ニホンナシの受粉,予備摘果作業の省力化や労働ピークの平準化を図るための基礎資料を得ることを目的として,花芽数や花数が受粉や予備摘果に要する時間,花粉使用量等に及ぼす影響について検討した。1. 受粉作業時間,予備摘果作業時間の長短および花粉使用量は,樹冠占有面積1m2当たりの花芽の多少よりも,花数の多少と強い関係が見られた。2. 予備摘果作業時間は,樹冠占有面積1m2当たりの花数が多くなるのに伴い,受粉作業時間の約2.7倍の割合で増加した。3. 樹冠占有面積1m2当たりの着果数は,花数の多少と0.1%水準で,花芽数の多少と5%水準で有意な正の相関が認められた。4. 収穫果の平均果重は,花数および花芽数の多少と1%水準で有意な負の相関が認められた。5. 収穫果実の秀品率と花数の多少とには,有意な相関は認められなかった。

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