水田転換畑におけるダイズカメムシ類の発生消長と要防除水準

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  • スイデン テンカンバタ ニ オケル ダイズカメムシルイ ノ ハッセイ ショウチョウ ト ヨウ ボウジョ スイジュン

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福井県で,水田転作作物としてオオムギ跡に栽培されているダイズにおけるカメムシ類の発生消長を調査し,防除適期,及び要防除水準の策定を行った. 調査は1996~1998年の3年間実施し,主に発生を確認したカメムシ類は,ホソヘリカメムシ,アオクサカメムシ,ブチヒゲカメムシ,イチモンジカメムシであった.成虫の圃場への飛来は若莢期にあたる8月下旬にみられた.その後子実肥大期にあたる9月中旬に発生最盛期となった. 圃場侵入期と発生最盛期のカメムシ類の生息数には,高い相関があり,また,この時期が防除適期であることが判明した. 被害粒率5%を被害水準とし要防除水準を策定したところ,圃場侵入期で0.3頭/100茎,発生最盛期で4.0頭/100茎となった.

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