施設内における夏秋栽培ミニトマトの主要害虫に対する生物防除資材の防除効果と在来天敵の発生(1) : マメハモグリバエに寄生する寄生蜂の防除効果

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タイトル別名
  • シセツ ナイ ニ オケル カシュウ サイバイ ミニトマト ノ シュヨウ ガイチュウ ニ タイスル セイブツ ボウジョ シザイ ノ ボウジョ コウカ ト ザイライ テンテキ ノ ハッセイ 1 マメハモグリバエ ニ キセイ スル キセイバチ ノ ボウジョ コウカ

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説明

1997年および1998年作のハウス抑制栽培ミニトマトにおいて,マメハモグリバエに対する寄生蜂Digylyphus isaeaおよびDacnusa sibiricaを放飼することによる防除効果を検討した。 1.栽培開始直後の8月上旬から約1週間間隔で4回放飼することにより,11月の栽培終了時の被害小葉率を約5%に抑えた。 2.1回の放飼量は1997年はDi.isaeaを25頭/10a,Da.sibiricaを225頭/10aの合計250頭/10a,1998年はDi.isaeaを125頭/10a,Da.sibiricaを125頭/10aの合計250頭/10aであったが,両年とも防除効果は同等であった。 3.試験期間中に在来寄生蜂Neochrysocharis formosa, Chrysocharis pentheusおよびHemiptarsenus varicornisの発見が見られ,放飼種を含めて優占種はN.formosaであった。 4.生物防除をおこなうほ場において,在来寄生蜂はマメハモグリバエの防除に重要な役割を果たしている。

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