昆虫寄生性線虫Steinernema carpocapsaeを利用したレタスのネキリムシ類の防除

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  • コンチュウ キセイセイ センチュウ Steinernema carpocapsae オ リヨウ シタ レタス ノ ネキリムシルイ ノ ボウジョ

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抄録

レタスのネキリムシ類に対して昆虫寄生性線虫Steinernema carpocapsaeを利用した防除法について検討した。 1.カブラヤガ幼虫(約2頭/m2)に対してSteinernema carpocapsaeを畝上に106頭/1.5l/m2潅注施用してフィルムマルチをし,3日後に植付け穴をあけてレタスを定植することにより,被害を完全に防止できた。 2.カブラヤガ幼虫(約2頭/m2)に対してSteinernema carpocapsaeを畝上に2.5×105頭/0.5l/m2潅注施用してフィルムマルチをし,3日後に植付け穴をあけてレタスを定植した場合,被害の防止効果は不安定であった。 3.自然発生したネキリムシ類(甚発生)に対してSteinernema carpocapsaeを畝上に106頭/1.5l/m2潅注施用してフィルムマルチをし,3日後に植付け穴をあけてレタスを定植することにより,被害株率を無処理の約2割に抑制できた。

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