テッポウユリの新品種‘エンゼルホルン’の育成

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  • テッポウユリ ノ シン ヒンシュ エンゼルホルン ノ イクセイ

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抄録

鹿児島県農業試験場花き部(旧農林水産省ゆり育種指定試験地)で育成したテッポウユリの新品種'エンゼルホルン'(旧系統名南西48号)は、1988年に、鹿児島県農業試験場において、花がやや上向きに咲く'鹿系379号'と、立葉で草姿の優れる'59-186-1'を用いて交配を行った後代である。本品種は2000年に農林水産省育成農産物新品種'ゆり農林7号'として命名登録された。 'エンゼルホルン'は標準品種'ひのもと'に比べ、やや小輪多花性で上向きに咲く特性を持つ。球根冷蔵に対する反応は、促成栽培及び半促成栽培時のいずれの作型でも良好であり、不発芽の発生は見られず、促成栽培、半促成栽培、露地季咲き栽培において'ひのもと'より早く開花する。球根生産力は'ひのもと'と同等で、切り花栽培は現在のテッポウユリ産地全域で適応する。

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